「電柱ハヤブサ」(拙者が勝手に付けた名で、英語では「Pole Falcon」?)は前にも作りましたが、これは陳腐な動画を含めた続編です。
「獲物を落下」のタイトルもミサゴが獲物のボラを落としてしまう動画にも付けましたが、今回はハヤブサがハトらしき獲物を電柱から落としてしまった場面です。
カッコイイ猛禽でも、意外とチョンボをするものです。
ところで、数日前にTVで放映された「プラネット・アース」によれば、世界中でハヤブサの生息数が一番多い場所はナント!ニューヨークだそうです。
高いビルや高い建造物などの止まる場所が多いこと、ビル風で上昇気流が発生して飛びやすいこと、更に獲物のハトが多いことだそうです。
確かに、自然界にはそんな好条件の場所は少ないと思います。
(大いなる余談なれど、数年前に出張の帰りにニューヨークに寄りましたが、ハヤブサを見ることは出来ませんでした)
この電柱ハヤブサも、田畑の広がる田園地帯の中の道路沿にある電柱に止まり、多くはハトの群れを狙って狩をします。
この場所は事によると、テイファニーが無いだけで条件はニューヨークに近いのかもしれません。
電柱の13~4m下を車が頻繁に行き交い、時には犬の散歩で人と犬がゆっくりと通り過ぎます。そんな危険な場所へ落としてしまった餌を、彼(ハヤブサはメスオスほぼ同色なので彼女?)は意を決して取りに飛び降ります。
ニューヨークは留鳥となっているのかもしれませんが、ここに来るハヤブサは繁殖期以外の秋と冬だけです。
その時期に7~8年行っていますが、見た限りでは場所取りで複数のハヤブサが争うこともないので、ハヤブサの寿命は13~15年ということから毎年ここに来るのは同じ個体なのかもしれません。しかし、なにぶんとも同じようなお顔なので分かりません。
動画に関しては毎度同じことを書きますが、手持ちのため画面がブレてしまっています。三脚は機動性がないので、どうしても手持ちとなってしまうのですが今後はブレないように勉強します。
猛禽の食事場面をブログに載せることを反対する人もいますが、拙者は生きる物が生きていく姿だと思い載せました。
しかし、お気に触る方はご覧にならないでください。
すぐ下の道路を、甲高いサイレンを鳴らして救急車が通り過ぎて行きます。
いつもは羽繕いなどをしてリラックスしているハヤブサも、この時ばかりは少しばかり動揺気味です。
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