12月 312017
最終更新日: 2021/08/21
 


ハイ、またもや電柱ハヤブサです。

今回は気分転換にバイクで一走りしようと思っていたところ、知人からハヤブサが出ているとの情報が入り、急遽カメラを積んで四つ車ではなく二つ車の「隼」で行ってきた。
そこで、シャレにもならぬ「隼でハヤブサ撮り」ということになったのだ。

余談なれど、ハヤブサが獲物を追う時は400キロ近いスピードだそうであるが、この「隼」も300キロは軽く出る。
現地までの距離は約20キロなので数分で行けるのだが、お巡りさんがおりますので、、、いやそうでなくとも、法定速度を守らなくてはいけません!。
四つ車よりも若干だが早く着いたので、ハヤブサ君は居てくれた。

ハヤブサ君は相変わらず車の行き交う道路端にある電柱に止まり、羽を伸ばしたり頭をかいたり、そして時折だが周囲の田畑を見回していた。
今日の獲物は田畑に降りず飛んでいたので、ハヤブサ君も果敢に追い回していた。

そこへトビがやってきてハヤブサとのバトルが始まり、ハヤブサは傷ついた模様だが様子を見ただけでは大丈夫のようだった。

 

「久しぶり!」と挨拶したのだが、「お前など知らん!」とばかりに睨まれてしまった。

 

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7月 022017
最終更新日: 2019/08/25
 


「電柱ハヤブサ」(拙者が勝手に付けた名で、英語では「Pole Falcon」?)は前にも作りましたが、これは陳腐な動画を含めた続編です。

「獲物を落下」のタイトルもミサゴが獲物のボラを落としてしまう動画にも付けましたが、今回はハヤブサがハトらしき獲物を電柱から落としてしまった場面です。
カッコイイ猛禽でも、意外とチョンボをするものです。

ところで、数日前にTVで放映された「プラネット・アース」によれば、世界中でハヤブサの生息数が一番多い場所はナント!ニューヨークだそうです。

高いビルや高い建造物などの止まる場所が多いこと、ビル風で上昇気流が発生して飛びやすいこと、更に獲物のハトが多いことだそうです。
確かに、自然界にはそんな好条件の場所は少ないと思います。

(大いなる余談なれど、数年前に出張の帰りにニューヨークに寄りましたが、ハヤブサを見ることは出来ませんでした)

この電柱ハヤブサも、田畑の広がる田園地帯の中の道路沿にある電柱に止まり、多くはハトの群れを狙って狩をします。
この場所は事によると、テイファニーが無いだけで条件はニューヨークに近いのかもしれません。

電柱の13~4m下を車が頻繁に行き交い、時には犬の散歩で人と犬がゆっくりと通り過ぎます。そんな危険な場所へ落としてしまった餌を、彼(ハヤブサはメスオスほぼ同色なので彼女?)は意を決して取りに飛び降ります。

ニューヨークは留鳥となっているのかもしれませんが、ここに来るハヤブサは繁殖期以外の秋と冬だけです。
その時期に7~8年行っていますが、見た限りでは場所取りで複数のハヤブサが争うこともないので、ハヤブサの寿命は13~15年ということから毎年ここに来るのは同じ個体なのかもしれません。しかし、なにぶんとも同じようなお顔なので分かりません。

動画に関しては毎度同じことを書きますが、手持ちのため画面がブレてしまっています。三脚は機動性がないので、どうしても手持ちとなってしまうのですが今後はブレないように勉強します。

猛禽の食事場面をブログに載せることを反対する人もいますが、拙者は生きる物が生きていく姿だと思い載せました。
しかし、お気に触る方はご覧にならないでください。

 

 

すぐ下の道路を、甲高いサイレンを鳴らして救急車が通り過ぎて行きます。
いつもは羽繕いなどをしてリラックスしているハヤブサも、この時ばかりは少しばかり動揺気味です。

 

 

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 Posted by at 10:02 AM

11月 102015
最終更新日: 2021/08/21
 


ハイタカはキジバトと同じくらいの大きさで、オス32cmメス39cmと多くの猛禽と同じにこちらもノミの夫婦。
平地から亜高山の森林に生息し、繁殖期以外は1羽で生活するとのこと。獲物はアカハラ・キジバト・アカゲラなどの中型の小鳥で、ネズミなども捕るそうである。
また、かつては大型のオスを「ハイタカ」と呼び,小型のオスを「コノリ」と呼び分けたそうです。

飛翔する姿は、オオタカやツミなどよりも細身で尾が長くスマート(文一総合出版・ワシタカ類)。
一見するとオオタカやツミに見間違えるとあったが、拙者はこの「細身で尾が長くスマート」という説を頼りにハイタカと判断しました。
ネット記事の一つに、「一年中見られるが数は少ないように思われる」とありましたが、拙者どもも撮ったのは飛翔場面のみの2回ほどでした。今後も出会えることを願っているところです。

ハイタカの漢字であるが、「鷂」の字は日本海軍の水雷艇に付けられているそうであり、もう一つの「灰鷹」という字は学習研究社の日本の野鳥から引用しました。

成鳥は喉から下腹にかけてオレンジ色の横斑が細く見えるが、幼鳥や若は喉に縦斑があり腹は太い横斑がある(学習研究社・日本の野鳥)。
幼鳥は体の下面はパフ白色で腹に横斑。尾を開くと4本の暗褐色の横帯が見える(文一総合出版・ワシタカ類)。
この説で判断すると、正に幼鳥あるいは若です。

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 Posted by at 6:18 PM

10月 232015
最終更新日: 2020/06/01
 


ツバメは世界中に沢山の種類があり、スズメ目ツバメ科やアマツバメ目アマツバメ科などがあるそうで、 Z&Pにはよく分かりません。
日本に飛来する種類はツバメ、イワツバメ、コシアケツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメの5種だそうで、その他にアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)、ハリオアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)などがあるとのこと。
自慢ではないが、ますます分かりません!!。「分からない!」と自慢してはいけません(😇)。

ツバメは冬の間は東南アジアなどの温かい島々で過ごし、日本へは暖かくなると集団ではなく1羽ずつで海を何千キロも越えて日本に戻ってくるそうです。

通常の飛翔速度は50キロくらいだが、獲物を追う時や猛禽などの天敵に追われる時は200キロ以上で飛ぶ。
飛行に適した細長い体型と広い翼だが、足が比較的短いので歩行には不向きなため巣作りの材料調達の時以外は地面に降りず、獲物の昆虫を捕る時も飛びながら捕食し水も飛びながら飲む。
地面に降りての巣作りは、湿った泥に枯れ草を混ぜ更に自分の唾液を混ぜて作る。

古くから「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」は迷信と言われてきたが、低気圧が接近して獲物の昆虫が湿気を帯びて低く飛ぶのでツバメもそれを狙って飛行することが分かってきたそうです。
農業を営む昔の人たちの、自然への観察力に感心する次第です。
また、ツバメの鳴き声は「虫食って土食って渋〜い」と聞きなしされるそうであるが、これもまた先人のセンスを感じます。
今度しっかりと聞こうと思っています。

それと、ここ20年くらいの間にツバメは大きく減少しているそうで、その主な原因は里山が宅地化されたり農業の衰退による水田や耕作地が減少したり、加えて巣作りに適さない西洋風家屋の増加によるものとのこと。
ツバメはよく子供を育てるので昔から安産や縁結びのシンボルであったそうだが、時代の変化とはいえそのシンボルが減少していくのは寂しい限りです。

 

 

先ずは、「若きツバメ」まではいかない「幼きツバメ」。

親が餌を持って飛んできました。ヒナは最大限に口を開けてアピール。
ヒナは尾が短く燕尾はない。燕尾服を着て晩餐会に出るのは、もう少〜し先。

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 Posted by at 6:11 PM

6月 212015
最終更新日: 2019/08/25
 


アオゲラの観察難易度は2だそうで、比較的簡単に観られる鳥ということになる。道理で、拙者どものようなピンボケカップルでも撮る事ができたのだと再認識。
それはともかくとして、日本で観られるアオゲラは日本固有種だそうであり、横文字でも「Japanese green woodpecker(日本緑キツツキ)」とのことである。
その意味では大事にする必要ありと思考し、今後はこのような子育て中の場面は刺激を与えないよう一層自己喚起しようと思っている次第。

アオゲラの見た目はアオではないのだが、背面が緑色であることから昔は緑色を青と言っていた名残だとのこと。
しかし、前に作った「アオサギの子育て」でもアオでもないのにと思い調べてみたら、昔は白でも黒でもない中間的な淡い色を青と言っていたそうである。
とすると、昔の青色とはかなり広範囲の色を表していたようだ。

虫やクモを食べるが秋から冬には果実や木の実を食べるそうだが、特に樹木の幹に穴を開け木を枯らしてしまうカミキリムシの幼虫などを食べるので緑を守る救世主といわれ林業者には益鳥とのこと。

繁殖期になると多くの野鳥たちのオスは美しい声でさえずるが、アオゲラはクチバシで幹を激しく叩くドラミングという行動をとる。音の大きさによって、強いオスかどうかが分かるのかもしれません。

鳴き声はキョッキョッと鳴き、飛び立つ時はケケケと大きな声を出し、繁殖期にはピョーピョーと口笛のように鳴くそうだ。
このキョッキョッという鳴き声が、拙者どもにはオオタカの鳴き声に似ているような気がして勘違いし慌てたことがあったが、そんな時にケケケとアオゲラに笑われてしまった。

まだ背の色も薄く尾も短いが、ちょっと気取る巣立ちしたばかりのヒナ。と言うよりも、若に近い。

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4月 012015
最終更新日: 2019/08/25
 


タンチョウは翼を広げると2m40cmもある、日本の野鳥では最大級。

漢字で丹頂と書くのは、「丹」は赤い「頂」は頭ということからきたとのことで、繁殖期や興奮すると一層「丹」になりまるで赤いベレー帽をかぶったようになる。

タンチョウはワシントン条約で絶滅危惧種に指定されていて、日本では 1952年に天然記念物に指定。
その年の調査では北海道での生息数は33羽だったそうだが、その後の営巣地の確保や給餌などの保護活動により現在では1000羽を超えるまでになったそうである。

タンチョウは清楚で気品のある姿態から神聖視され、皇太子の乗る車を「鶴駕(かくが・鶴の様な人の乗り物)」と呼ぶように高貴の象徴ともされ、さらに日本航空のシンボルマークの「鶴丸」はタンチョウをイメージしているとのことだ。
また、アイヌ語では「サロルンカムイ」と呼ばれ、「葦原にいる神」を意味するとのこと。

拙者共Z&Pは2年続けてタンチョウ撮影に鶴居村へ行ったが、こんな高貴な野鳥ならばもっと敬意を持って臨めばよかったと反省。
写真の不出来は、ことによると「サロルンカムイ」の怒りを買ったのかもしれない。

余談ながら、「鶴は千年」と言うが実際のタンチョウの寿命は20〜30年とのこと。
ついでに小噺。ある人が「ツルは千年カメは万年」を「鶴は千年か、メは万年」と詠んだそうだが、目は万年使えるほど大事にする必要ありという意味かもしれません。
ハイ、無理にそう解釈しました(笑)。

氷点下15度。先ずは、互いに朝の挨拶「オッハヨ〜」。

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 Posted by at 6:36 PM

1月 202015
最終更新日: 2019/05/03
 


ミサゴは以前にも載せましたが、ここでは最近の画像と動画を載せます。
前回にも書きましたが、ミサゴは優雅さと猛々しい面を持った魅力的な猛禽。
特に、獲物を狙って猛烈なスピードで水面に突っ込む場面は、野鳥ファンにとっては魅力的です。

大いなる余談ながら、最近の我々ピンボケカップルの職務分担は、静止画像はPamiで動画はzisama。
その動画ですが、冴えない映像を誤魔化すために、 BGMや擬音を入れていますので音量に気をつけてご笑覧の程を。

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12月 152014
最終更新日: 2021/08/13
 


クマタカは以前にも載せましたが、今回は陳腐な動画を含めた最近の絵です。
ご承知のごとく、日本で一番大きなタカで「絶滅の恐れが有る野生動植物の種の保存に関する法律」では「国内希少野生動植物種」に指定されている。
クマタカは一服一卵(一度に1個の卵しか生まない)であることの上に、雛を育てる期間が他の猛禽よりも比較的長く、さらに猛禽特有の広大な猟場を要するためです。

希少であればあるほど魅力を感じてしまい、往復4時間近く掛かる山奥へ4日間ほど続けて行ってきました。
ちなみに、続けて数日行っても見られたのは1日だけでしたが、猛禽を追っているとこのようなことは日常茶飯事で少し慣れてしまいました。

動画は今回初めて撮りましたが、ビデオ撮影を始めたのは最近であり経験不足です。
俗に活動写真と言いますが、活動する被写体を追うのは難しく見苦しい場面がありますがご笑覧ください。

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11月 182014
最終更新日: 2019/05/09
 


アオサギの全長は93センチと、日本では一番大きなサギだそうです。
日本野鳥の会によれば、撮影された都道府県では神奈川県が一番多いとのことで、吾が県には彼等のエサ(小魚、カエル、ヘビ、ネズミなど)が豊富なのかもしれません。
ところで、この鳥はどう見ても「青」くないのだが、昔の日本では白でも黒でもない中間的な淡い色を青と言っていたそうで、それでアオサギと呼ばれるようになったとのこと。
因に、英語名ではGrey Heron(灰色サギ)と言うそうで、この呼び名の方が実態に近い気がします。
「日本の野鳥(学習研究社)」によれば、営巣は林のかなり高い木に枝を積み上げて大きな巣を作るとのこと。
しかし、 Z&Pが撮った営巣地は高いどころか逆に低い公園の池の片隅でしたので、条件が合えばどんな場所にでも営巣するのだと思いました。
アオサギは比較的に奇麗な鳥だと思うし、そのヒナは当然カワイイと思っていましたが、いや〜少しばかり驚かされました。
絵をご覧になればお分かりと思いますが、決してカワイイという姿ではありません。
しかし、成長するに従って奇麗な鳥になるのでしょう。正に、アンデルセンの「醜い家鴨の子」といったところです。
ここでは、陳腐な動画を含めてアオサギの子育て風景を載せました。
先ずは、綺麗な成長です。

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 Posted by at 5:17 PM

7月 272014
最終更新日: 2019/05/09
 


オオタカは以前にも載せましたが、ここでは最近のものと陳腐な「子育て」動画を貼付けます。

去年のオオタカにも書きましたが、オオタカの数は増えたとして環境省は「絶滅危惧種」から「準絶滅危惧種」に「格下げ」を検討中とのこと。
(現時点で「格下げ」が確定したのか否かは拙者は分かりません)
しかし、決して増えていず更なる調査が必要との意見もある。
どちらにしても、オオタカは生物の豊かさを示す「指標生物」であり、保護していく必要が大いにあると思います。

実は、6年ほど前からこの場所へ行っています。何かの関係で営巣を放棄をしてしまった年がありましたが、おおむね繁殖に成功しています。
拙者の観察では、4から6月にかけて産卵と孵化をし、6月下旬から7月上旬に巣立ちをし8月には独立。
また、巣は(この場所に限って言えば)毎年同じものを使っている様です。

「保護していく必要あり」と言いながらも、拙者自身がオオタカの繁殖を妨げるかもしれない行動(カメラを向ける)をとってきてしまいました。
出来るだけ刺激を与えないように心がけていますが、オオタカへの興味と保護への狭間で毎年葛藤しています。
詭弁のようなエキスキューズですが、今後も心がけて行きますのでご理解頂ければ幸甚です。

動画は今回初めて撮りました。三脚を立てずに手持ちで撮ったもので、手振れ補正も効かぬ程のブレ動画となってしまいましたが適当に笑覧下さい。
子育てと言う微妙な時期であり、諸般の事情を考慮して撮影から1ヶ月半ほどして載せました。

尚、子育て動画は6月4日撮影ですが、それから1ヶ月ほどした7月10日に、巣から離れて飛び回る若を追加しました。

満開のサクラの木でデイト。
満開は結構なことなれど、花被りになってしまい難しいポイントになってしまいました。

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 Posted by at 6:53 PM