zisama


4月 042018
最終更新日: 2022/08/01
 


旅をした時の絵を貼り付けていますが、相変わらず猛禽を追っかけているので「未完成」です。

ただ、考えてみると一般的に他人が旅(遊び)に行った時の絵などに興味は湧くものではなく、所詮は「だから何だ」といった類の代物にすぎません。
「分かっているのならば作るな」というお声も聞こえますが、自分自身への忘却防止のようなものです。もしご覧になって頂けるのでしたら、吹っ飛ばしてご覧になってください。

それほど多くはありませんが、適当に旅をした時の絵を改めてみると、その旅の前後の事柄が思い出されます。

国内で言えば、ドライブの途中で接触事故を起こしてしまい警察にお世話になったことや、宿を探して案内所に行くと職員が宿屋かホテルに電話をし、我々をチラチラ見ながら「夫婦だと思うよ」と言っていた時もありました。
海外では撮影中にカメラのCFがイッパイになってしまったり、政情不安な国の空港で(武器か確認のため?)カメラに望遠レンズを装着させられ「そのままでシャッターを押せ」と言われたことなど。
失敗談も多々ありますが、己のいい加減さを改めて思い出すことになるので書きません(笑)。
適当にドライブをした時の絵もあり、「旅」とは大袈裟な代物もあります。 ただ、誰かが言っていました「初めての道を歩いたら、それは旅である」と。

尚、「ギアナ高地」「チュニジア」「ベネズエラ」は別に作り、旅先で撮った「山」や「野生動物」それに「陽の出と陽の入り」などは別に作っています。 

 

 

大菩薩峠(山梨県)。

中学生の頃に、兄貴が持っていた中里介山の大菩薩峠を読んだ。
40数冊にもなる文庫本であるが、面白かったの一言である。
主人公の机竜之介は幽鬼さえ漂う痩身の剣士だが、確か東映だったかの映画で(観てはいないが)机竜之介は肥満気味の俳優が演じていて、大いなるミスキャストだと思った記憶がある。
また、読んだ人は当然のことながらご存知ですが、この本は未完成に終わっています。何だか、このブログのようです。

余りにも物語が広がりすぎてしまい終始がつかなくなってしまったのか、作者の中里介山は執筆の途中で亡くなってしまったからです。

 

大菩薩峠のドライブ絵.。机龍之介には会えなかった。           

 

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12月 312017
最終更新日: 2021/08/21
 


ハイ、またもや電柱ハヤブサです。

今回は気分転換にバイクで一走りしようと思っていたところ、知人からハヤブサが出ているとの情報が入り、急遽カメラを積んで四つ車ではなく二つ車の「隼」で行ってきた。
そこで、シャレにもならぬ「隼でハヤブサ撮り」ということになったのだ。

余談なれど、ハヤブサが獲物を追う時は400キロ近いスピードだそうであるが、この「隼」も300キロは軽く出る。
現地までの距離は約20キロなので数分で行けるのだが、お巡りさんがおりますので、、、いやそうでなくとも、法定速度を守らなくてはいけません!。
四つ車よりも若干だが早く着いたので、ハヤブサ君は居てくれた。

ハヤブサ君は相変わらず車の行き交う道路端にある電柱に止まり、羽を伸ばしたり頭をかいたり、そして時折だが周囲の田畑を見回していた。
今日の獲物は田畑に降りず飛んでいたので、ハヤブサ君も果敢に追い回していた。

そこへトビがやってきてハヤブサとのバトルが始まり、ハヤブサは傷ついた模様だが様子を見ただけでは大丈夫のようだった。

 

「久しぶり!」と挨拶したのだが、「お前など知らん!」とばかりに睨まれてしまった。

 

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12月 142017
最終更新日: 2021/03/26
 


「頭を雲の上に出し四方の山を見下ろす」富士山です。
ご存知のごとく2013年に世界遺産に登録されたが、世界遺産でなくとも富士山は日本人の心の拠り所です。
何かの雑誌で読みましたが、戦後に海外に在住していた日本人が引き上げて来たとき、船上から遥か遠くに富士山が見えた時に、東北や四国九州などの普段は富士山を目にしない人たちを含めた多くの人たちが号泣したそうで、富士山はイコール日本なのです。

 

そんな霊峰に値する絵ではありませんが、今まで撮ったポン作をランダムに貼っていきます。
富士山は多くの人たちが撮っていて、その意味では比較対象されるものであり最も難しい被写体だと思います。
しかし、そんなことを気にせずに今後も引き続き、撮った絵を貼っていこうと思います。

余談ながら、学生の頃に富士登山に挑戦しましたが、仲間が体調を崩し七合目辺り(2700Mくらい?)で退却しました。それ以降は、もっぱら眺めるだけです。

先ずは、右上に登山道が見える冬の富士。 

 

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 Posted by at 4:52 PM

7月 022017
最終更新日: 2019/08/25
 


「電柱ハヤブサ」(拙者が勝手に付けた名で、英語では「Pole Falcon」?)は前にも作りましたが、これは陳腐な動画を含めた続編です。

「獲物を落下」のタイトルもミサゴが獲物のボラを落としてしまう動画にも付けましたが、今回はハヤブサがハトらしき獲物を電柱から落としてしまった場面です。
カッコイイ猛禽でも、意外とチョンボをするものです。

ところで、数日前にTVで放映された「プラネット・アース」によれば、世界中でハヤブサの生息数が一番多い場所はナント!ニューヨークだそうです。

高いビルや高い建造物などの止まる場所が多いこと、ビル風で上昇気流が発生して飛びやすいこと、更に獲物のハトが多いことだそうです。
確かに、自然界にはそんな好条件の場所は少ないと思います。

(大いなる余談なれど、数年前に出張の帰りにニューヨークに寄りましたが、ハヤブサを見ることは出来ませんでした)

この電柱ハヤブサも、田畑の広がる田園地帯の中の道路沿にある電柱に止まり、多くはハトの群れを狙って狩をします。
この場所は事によると、テイファニーが無いだけで条件はニューヨークに近いのかもしれません。

電柱の13~4m下を車が頻繁に行き交い、時には犬の散歩で人と犬がゆっくりと通り過ぎます。そんな危険な場所へ落としてしまった餌を、彼(ハヤブサはメスオスほぼ同色なので彼女?)は意を決して取りに飛び降ります。

ニューヨークは留鳥となっているのかもしれませんが、ここに来るハヤブサは繁殖期以外の秋と冬だけです。
その時期に7~8年行っていますが、見た限りでは場所取りで複数のハヤブサが争うこともないので、ハヤブサの寿命は13~15年ということから毎年ここに来るのは同じ個体なのかもしれません。しかし、なにぶんとも同じようなお顔なので分かりません。

動画に関しては毎度同じことを書きますが、手持ちのため画面がブレてしまっています。三脚は機動性がないので、どうしても手持ちとなってしまうのですが今後はブレないように勉強します。

猛禽の食事場面をブログに載せることを反対する人もいますが、拙者は生きる物が生きていく姿だと思い載せました。
しかし、お気に触る方はご覧にならないでください。

 

 

すぐ下の道路を、甲高いサイレンを鳴らして救急車が通り過ぎて行きます。
いつもは羽繕いなどをしてリラックスしているハヤブサも、この時ばかりは少しばかり動揺気味です。

 

 

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 Posted by at 10:02 AM

3月 062016
最終更新日: 2019/08/25
 


ベネズエラは南米の北部に位置し、南米大陸の中でも屈指の大自然の宝庫と言われている。
この国の日本語での正式名は、ベネズエラ・ボリバル共和國。
ボリバルはラテン・アメリカの解放者であるシモン・ボリバルからきているが、ベネズエラの名称は諸説あるとのこと。
その一つに、1499年に2人のスペイン人探検家がマラカイボ湖畔に並び立つインディオの水上部落を見て、水の都と言われるイタリアのベネティアに見立て「ちっぽけなベネティア」と言ったことからという説。
仮にそうであれば、実際にベネズエラに行ってみると確かに雨量も多く幾つもの大河があった。
この旅は、その大河の一つであるオリノコ川を遡り上流のオリノコ・デルタ・ロッジに2泊して、ジャングル探検(それほどでもないが)をすること。

もう一つは、グランサバンナにあるソロンパンテプイ(眠る人という意味だそうである)の麓にある、満天の星空と異様な景観を見ることができるカバナヤン村へ。

尚、この旅の後に行った「ギアナ高地」は別に作りました。

 先ずは、オリノコ川のクルーズ。
オリノコとは原住民(クラオ族)の言葉で「父なる大地」を意味するそうだが、この一帯は1991年にオリノコ州としてベネズエラ22番目の州となたそうである。

そこに位置するオリノコ川は 、全長が利根川の6倍に相当する 2500㎞で、アマゾン川ラプラタ川に次いで南米大陸では第三の大河。

クルーズの出発点は、マトゥリンという場所のウラコア港。
港と言っても幹線道路に近いというだけで、特別な設備もなく地元の人たちが魚などを売っていた。

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 Posted by at 10:07 AM

11月 102015
最終更新日: 2021/08/21
 


ハイタカはキジバトと同じくらいの大きさで、オス32cmメス39cmと多くの猛禽と同じにこちらもノミの夫婦。
平地から亜高山の森林に生息し、繁殖期以外は1羽で生活するとのこと。獲物はアカハラ・キジバト・アカゲラなどの中型の小鳥で、ネズミなども捕るそうである。
また、かつては大型のオスを「ハイタカ」と呼び,小型のオスを「コノリ」と呼び分けたそうです。

飛翔する姿は、オオタカやツミなどよりも細身で尾が長くスマート(文一総合出版・ワシタカ類)。
一見するとオオタカやツミに見間違えるとあったが、拙者はこの「細身で尾が長くスマート」という説を頼りにハイタカと判断しました。
ネット記事の一つに、「一年中見られるが数は少ないように思われる」とありましたが、拙者どもも撮ったのは飛翔場面のみの2回ほどでした。今後も出会えることを願っているところです。

ハイタカの漢字であるが、「鷂」の字は日本海軍の水雷艇に付けられているそうであり、もう一つの「灰鷹」という字は学習研究社の日本の野鳥から引用しました。

成鳥は喉から下腹にかけてオレンジ色の横斑が細く見えるが、幼鳥や若は喉に縦斑があり腹は太い横斑がある(学習研究社・日本の野鳥)。
幼鳥は体の下面はパフ白色で腹に横斑。尾を開くと4本の暗褐色の横帯が見える(文一総合出版・ワシタカ類)。
この説で判断すると、正に幼鳥あるいは若です。

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 Posted by at 6:18 PM

10月 232015
最終更新日: 2020/06/01
 


ツバメは世界中に沢山の種類があり、スズメ目ツバメ科やアマツバメ目アマツバメ科などがあるそうで、 Z&Pにはよく分かりません。
日本に飛来する種類はツバメ、イワツバメ、コシアケツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメの5種だそうで、その他にアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)、ハリオアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)などがあるとのこと。
自慢ではないが、ますます分かりません!!。「分からない!」と自慢してはいけません(😇)。

ツバメは冬の間は東南アジアなどの温かい島々で過ごし、日本へは暖かくなると集団ではなく1羽ずつで海を何千キロも越えて日本に戻ってくるそうです。

通常の飛翔速度は50キロくらいだが、獲物を追う時や猛禽などの天敵に追われる時は200キロ以上で飛ぶ。
飛行に適した細長い体型と広い翼だが、足が比較的短いので歩行には不向きなため巣作りの材料調達の時以外は地面に降りず、獲物の昆虫を捕る時も飛びながら捕食し水も飛びながら飲む。
地面に降りての巣作りは、湿った泥に枯れ草を混ぜ更に自分の唾液を混ぜて作る。

古くから「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」は迷信と言われてきたが、低気圧が接近して獲物の昆虫が湿気を帯びて低く飛ぶのでツバメもそれを狙って飛行することが分かってきたそうです。
農業を営む昔の人たちの、自然への観察力に感心する次第です。
また、ツバメの鳴き声は「虫食って土食って渋〜い」と聞きなしされるそうであるが、これもまた先人のセンスを感じます。
今度しっかりと聞こうと思っています。

それと、ここ20年くらいの間にツバメは大きく減少しているそうで、その主な原因は里山が宅地化されたり農業の衰退による水田や耕作地が減少したり、加えて巣作りに適さない西洋風家屋の増加によるものとのこと。
ツバメはよく子供を育てるので昔から安産や縁結びのシンボルであったそうだが、時代の変化とはいえそのシンボルが減少していくのは寂しい限りです。

 

 

先ずは、「若きツバメ」まではいかない「幼きツバメ」。

親が餌を持って飛んできました。ヒナは最大限に口を開けてアピール。
ヒナは尾が短く燕尾はない。燕尾服を着て晩餐会に出るのは、もう少〜し先。

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 Posted by at 6:11 PM

6月 212015
最終更新日: 2019/08/25
 


アオゲラの観察難易度は2だそうで、比較的簡単に観られる鳥ということになる。道理で、拙者どものようなピンボケカップルでも撮る事ができたのだと再認識。
それはともかくとして、日本で観られるアオゲラは日本固有種だそうであり、横文字でも「Japanese green woodpecker(日本緑キツツキ)」とのことである。
その意味では大事にする必要ありと思考し、今後はこのような子育て中の場面は刺激を与えないよう一層自己喚起しようと思っている次第。

アオゲラの見た目はアオではないのだが、背面が緑色であることから昔は緑色を青と言っていた名残だとのこと。
しかし、前に作った「アオサギの子育て」でもアオでもないのにと思い調べてみたら、昔は白でも黒でもない中間的な淡い色を青と言っていたそうである。
とすると、昔の青色とはかなり広範囲の色を表していたようだ。

虫やクモを食べるが秋から冬には果実や木の実を食べるそうだが、特に樹木の幹に穴を開け木を枯らしてしまうカミキリムシの幼虫などを食べるので緑を守る救世主といわれ林業者には益鳥とのこと。

繁殖期になると多くの野鳥たちのオスは美しい声でさえずるが、アオゲラはクチバシで幹を激しく叩くドラミングという行動をとる。音の大きさによって、強いオスかどうかが分かるのかもしれません。

鳴き声はキョッキョッと鳴き、飛び立つ時はケケケと大きな声を出し、繁殖期にはピョーピョーと口笛のように鳴くそうだ。
このキョッキョッという鳴き声が、拙者どもにはオオタカの鳴き声に似ているような気がして勘違いし慌てたことがあったが、そんな時にケケケとアオゲラに笑われてしまった。

まだ背の色も薄く尾も短いが、ちょっと気取る巣立ちしたばかりのヒナ。と言うよりも、若に近い。

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 Posted by at 5:40 PM

4月 012015
最終更新日: 2019/08/25
 


タンチョウは翼を広げると2m40cmもある、日本の野鳥では最大級。

漢字で丹頂と書くのは、「丹」は赤い「頂」は頭ということからきたとのことで、繁殖期や興奮すると一層「丹」になりまるで赤いベレー帽をかぶったようになる。

タンチョウはワシントン条約で絶滅危惧種に指定されていて、日本では 1952年に天然記念物に指定。
その年の調査では北海道での生息数は33羽だったそうだが、その後の営巣地の確保や給餌などの保護活動により現在では1000羽を超えるまでになったそうである。

タンチョウは清楚で気品のある姿態から神聖視され、皇太子の乗る車を「鶴駕(かくが・鶴の様な人の乗り物)」と呼ぶように高貴の象徴ともされ、さらに日本航空のシンボルマークの「鶴丸」はタンチョウをイメージしているとのことだ。
また、アイヌ語では「サロルンカムイ」と呼ばれ、「葦原にいる神」を意味するとのこと。

拙者共Z&Pは2年続けてタンチョウ撮影に鶴居村へ行ったが、こんな高貴な野鳥ならばもっと敬意を持って臨めばよかったと反省。
写真の不出来は、ことによると「サロルンカムイ」の怒りを買ったのかもしれない。

余談ながら、「鶴は千年」と言うが実際のタンチョウの寿命は20〜30年とのこと。
ついでに小噺。ある人が「ツルは千年カメは万年」を「鶴は千年か、メは万年」と詠んだそうだが、目は万年使えるほど大事にする必要ありという意味かもしれません。
ハイ、無理にそう解釈しました(笑)。

氷点下15度。先ずは、互いに朝の挨拶「オッハヨ〜」。

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 Posted by at 6:36 PM

3月 082015
最終更新日: 2021/03/26
 


山の写真なのでこんなタイトルにしてしまいましたが、健さんの映画に関する事柄かとクリックされた方にはお詫びします。
旅をした時に撮った「山」の写真を貼りつけました。

余談ですが、映画「遥かなる山の呼び声」はご存知のごとく「シェーン」へのオマージュですね。題名は正に「シェーン」の主題曲である「The Call of Far-Away Hills」でした。
主役のアラン・ラッドよりも、悪役のジャック・パランスの方がカッコ良かった。

余談が長くなってしまいましたが、映画のことではなく主題は「山」で した。
無味乾燥的に言えば「山とは地球の地殻変動により出来たもの」だが、人は山に対して色々な感慨を持つと思います。
畏怖の念を感じたり、神の存在を信じたり、そして多くのクライマーたちは山に対しての名言を残しています。

山といえば、カール・プッセの有名な詩に「山のあなた(彼方)の空遠く、、、」がありますが、山の彼方に行ったものの結果的に幸(さいわい)はなく涙ぐんで帰って来たという詩です。
しかし、「幸いはもっと山の向こうにあるのだと人は言っている」で終わっていて、それは依然として山に対する憧れや夢や希望を詩っていることだと思います。

ちなみに拙者は丹沢山塊を歩き回った程度で、富士山も7号目(2700mくらい?)辺りで同行者が体調を崩したため断念しました。
「山に幸いは無いと知っているので」、、、と言うわけではなく、単に根性がないというだけでもっぱら眺めることに専念しています。

 

 

雪を少しかぶる羅臼岳(1,660m)。
アイヌ語でチャチャヌプリ(爺爺岳)と呼ばれているそうです。

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 Posted by at 10:40 AM