3月 082015
最終更新日: 2021/03/26
 


山の写真なのでこんなタイトルにしてしまいましたが、健さんの映画に関する事柄かとクリックされた方にはお詫びします。
旅をした時に撮った「山」の写真を貼りつけました。

余談ですが、映画「遥かなる山の呼び声」はご存知のごとく「シェーン」へのオマージュですね。題名は正に「シェーン」の主題曲である「The Call of Far-Away Hills」でした。
主役のアラン・ラッドよりも、悪役のジャック・パランスの方がカッコ良かった。

余談が長くなってしまいましたが、映画のことではなく主題は「山」で した。
無味乾燥的に言えば「山とは地球の地殻変動により出来たもの」だが、人は山に対して色々な感慨を持つと思います。
畏怖の念を感じたり、神の存在を信じたり、そして多くのクライマーたちは山に対しての名言を残しています。

山といえば、カール・プッセの有名な詩に「山のあなた(彼方)の空遠く、、、」がありますが、山の彼方に行ったものの結果的に幸(さいわい)はなく涙ぐんで帰って来たという詩です。
しかし、「幸いはもっと山の向こうにあるのだと人は言っている」で終わっていて、それは依然として山に対する憧れや夢や希望を詩っていることだと思います。

ちなみに拙者は丹沢山塊を歩き回った程度で、富士山も7号目(2700mくらい?)辺りで同行者が体調を崩したため断念しました。
「山に幸いは無いと知っているので」、、、と言うわけではなく、単に根性がないというだけでもっぱら眺めることに専念しています。

 

 

雪を少しかぶる羅臼岳(1,660m)。
アイヌ語でチャチャヌプリ(爺爺岳)と呼ばれているそうです。

 

 

 

 

大山(1252m)。丹沢大山国定公園。スマホでの絵。

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紅葉の山。(丹沢山塊の一部)

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伐採された部分が、雪でテリアの顔のように浮き上がっていた。(丹沢山塊の一部)

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仏ヶ浦(下北半島)。それぞれの岩に名前があり、言い伝えがあるとのこと。

映画「飢餓海峡」の舞台にもなりましたね。またもや余談ながら、バンジュン(伴淳三郎)の演技が印象に残りました。
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以下は、海外に旅した時の絵です。

ンゴロンゴロ・クレーター(ンゴロンゴロ自然保護区)。

正確には山ではなく、クレーターの壁面。
200万年前の火山活動で出来たンゴロンゴロ・クレーターは、東京都の約半分に相当する巨大なカルデラ。
クレーター内の野生動物たちはこの中で繁殖し子育てをし、クレーターの外に出ず生涯をこの中で終える。
野生動物の密集率は高く、手塚治のアニメ「ジャングル大帝」の発想の地とも言われているそうです。

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残雪のケニア山(5,199m)。

詭弁になりますが、天候が悪く若干補正しましたが無残な絵となってしまいました。
キリマンジェロも同じだが、赤道直下の山に雪がある光景はちょっと不思議に思えました。
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同じく早朝のケニア山。

標高5,199m、昼間は30度を超え夜は氷点下5度という1日で夏と冬の山。

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岩山。巨大な岩石が、何故こんな場所にあるのか不思議だ。(ケニア・マサイマラ)。

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夕暮れのキリマンジェロ(5,895m)。

世界一の独立峰。赤道付近にあり、登山口付近のジャングルから山頂の氷河地帯まで、急激な自然の変化がある珍しい山とのこと。
東西50Km、南北30kmに広がる成層火山。頂上はスワヒリ語で「自由」を意味するウフル(uhuru)と呼ばれている。
タンザニアに位置するが、ケニアのアンボセリからの景観が良い。
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南アフリカ最南端・喜望峰の岩山。

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チュニジアの岩山。セルジャ渓谷。

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マッターホルン(4478m)。スイス。
山の名は、ドイツ語の牧草地を意味する「matt」と山頂を意味する「 horm」からきているとのこと。

この小さな池に魚が泳いでいた。何という魚だか知らないが、真冬は凍結しないのだろうかと不思議に思ってしまった。

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アイガー北壁(3970m)。スイス。
今では多くの登山家が登頂に成功しているが、一方で少なからずの登山家が亡くなっている。
名の由来は色々あるとのことだが、オーガ(人食い鬼)からきているとの説もあるとのこと。

拙者には、やはり眺めているだけの方がいいような気がする。

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オーバーグルグル。オーストリア共和国・チロル州。
標高1930mのエッツタールアルプス山中の村落から、ケーブルに乗って行ったところ。
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ドロミテ山塊(北イタリア)。
ドロミテの名は、18世紀のフランス人地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューに由来するとのこと。
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ウルル(335m)。オーストラリア。
今までイギリスの探検家が付けた名であるエアーズロックと呼ばれていたが、先住民であるアボリジニが「ウルル」(先住民アボリジニの言葉で「日陰」という意味)と呼んでいたので現在はこれが正式名となっている。
そう高くはないので「登ってやろう」と思ったのだが、ナント年間降雨量300mmの地に雨が降ってきたのだ。
レンジャーが大きな看板を持ってきた「Climb closed」。ハイ、拙者は山に登れず眺める運命になっているのかもしれない。
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カタ・ジュタ(546m)。オーストラリア。
今までドイツの当時の王妃オリガから「マウント・オルガ」と呼ばれていたが、今はアオボリジニの人たたちが呼んでいた「カタ・ジュタ」(沢山の頭の意味)が正式名となっている。
アニメ「風の谷のナウシカ」の中の、いったん怒ると止めることができない怪獣オームのモデルとの説もあるが、制作元ジブリは否定しているとのこと。
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デナリ(6168m)。デナリ国立公園カンテッシュナ・アラスカ。
この山は、今まで米26代大統領のウイリアム・マッキンリーの名をとって「マッキンリー山」と呼ばれていたが、最近になって先住民が呼んでいた「デナリ(偉大なるもの)」という名に変更された。

このデナリは、ご存知のごとく植村直己氏が今も登り続けています。
氏の言葉の中で一番印象に残る言葉は「あきらめないこと。どんな事態に直面してもあきらめないこと。結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない」。
諦めが肝心を信条としている根性のない拙者には、まさにガツンと来る言葉です。

因みに、名称変更はエアーズロックの呼び方が変わったのと同じ経緯です。即ち、先住民への敬意の表れ。
   

 

 

 

 

卓上台地のような山(バンダウガル・インド)。標高は分かりません。
余談ながら、ベンガルタイガーの撮影に行った時の絵ですが、左下にトラの獲物であるアクシスジカが数頭写っています。
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カムチャッカ半島

クルリ湖に勇姿を見せる、イリンスキー山(1578m)。
カムチャッカ半島の面積は日本の本州よりやや大きい程度であるが、半島全体で死活それに大小を含めると300以上ある世界でも有数の火山密集地帯。

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現在も火山活動中の、ビリュチンスキー山(2173m)。
軍から払い下げのトラックで半島内観光。そのトラックから。
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遥か彼方の中央に、火山活動中の噴煙が上がっていた。

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あそこまでは行かないと言うので、200mmの短い望遠で撮ってみた。

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ムトノフスキー山(2323m)。この下にある小屋で一泊。

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ネパール

山といえばヒマラヤなので、たくさん貼り付けてしまいました。適当にすっ飛ばしてご笑覧ください。
ちなみに、ヒマラヤとは現地ガイドによると「雪の山」という意味とのこと。

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先ずは、朝日に輝くランタンリルン(7245m)。
標高2100mに位置する、ナガルコットのホテル展望台から。
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遥か彼方の、ガネーシャ連邦。左からNo,2(7405m)、No,3(7110m)、 No,4(7429m)。
ガネーシャとはヒンズー教の「神」。連峰のNo,1は、展望台からは見えなかった。
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中央に小さく顔を出す、シシャパンマ(8027m)。

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左が、ドルジェラクパ(6988m)。
以下3枚は、フィルターもなく強烈な雪の反射でハレーションが起きてしまった。腕の悪さが如実に表れた!。

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ギャンツェンポ(6387m)。

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ドウムブランク(6830m)。

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霞むランタンリルン(右上)とPami。

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ダウラギリ(標高世界7位・8167m)。

ガンガプルナの遊覧飛の窓は傷が多く不鮮明のため、パイロットがサービスでコックピットに入れてくれた。

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左がマナスル(8163m)。

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チリチョピーク(7132m)。

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ハイキングの途中での、マチャプチャレ(6993m)。
マチャプチャレとは「魚の尾」という意味であるが、春霞で形がよく見えない。
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軽飛行機での遊覧飛行から。頂上が魚の尾に見える。

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麓の村にあったマチャプチャレ。村人が如何に崇拝しているのかが分かる。

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エベレスト(これでも一応は、、、)。
ガイドの話では、ここナガルコットから 200キロ以上の彼方とのことで、500mmのレンズでは芥子粒でありトリミングや補正などをしたが究極の悲惨な絵となってしまった。
絵は芥子粒でも、一応はチベットとネパールの国境に位置する 8848mの世界最高峰です!。

エベレストは、北極と南極に次ぐ第三の極と言われています。

そのエベレストとは、インドの測量局長官サー・ジョージ・エベレストからとった名だそうで、チベット語ではチョモランマ(大地の母神の意)、ネパール語ではサガルマータ(大地の女神)というそうです。

実際にこの目で見たのでこの程度の絵に余計なことを書いてしまいますが、標高の件に関してはボストン化学博物館の名誉館長らによる GPSを使った精密測定によると、これまでより2m高い8850mであると全米地理学協会本部で発表したそうです。
しかし、地殻変動により隆起しても山頂では風化が激しく侵食されてしまうとして、ネパール政府は今でも公式には8848mにしているとのこと。
拙者の背丈プラス24cmの論争(?)であるが、センセイ方には大きな問題なのかもしれない。
 
 もう一つ余計なこと。エベレストといえば、イギリスの登山家ジョージ・マロリーの有名なセリフがあります。
「何故あなたはエベレストに登るのか」との問いに対して彼が言った言葉は、「そこにエベレストがあるから(Because it is there)」。
拙者は初めてこの言葉を何かの本で読んだ時、含蓄のある何か哲学的な言葉かと思っていたが、実際はあまりに食い下がるインタビュアーに対して面倒になって言った言葉だそうです。
 拙者はロマンチストすぎたか!。
さらに余計なこと。1924年に、マロリーは数名で頂上にアタック。
他の登山隊は、これを7000m地点から5k先まで可能な特殊望遠レンズで撮影。
しかし途中から雲に紛れて、アタック隊を撮影することが出来なくなった。
マロリーは一行は戻って来ず、2日後に捜索が行われたが遺体すら見つからなかった。
そして1999年に、新たな登山隊が頂上から700mの地点で遺体を発見。
したがって、今でもマロリーが頂上に立ったのか否かは不明とのことだ。
 
さらに余計なことながら、今は安易な登山者が増加して登山道は渋滞しているそうな。登山料はネパールの財源だそうで、コントロールが難しいとのこと。(2019年6月)

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デューン45(ナミビア)。
ご存知のごとく、Duneとは英語の砂丘という意味であり正式には山ではありません。
しかし、ここナミブ砂漠の砂丘は巨大で移動せず番号まで付けられている。山に等しいと思い貼り付けました。

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卓上大地。(ギアナ高地・ベネズエラ)

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オマケ。
K2のタバコ。
知人が登った時に土産としてくれたもの。
彼は登山家ではあるが有名ではなくスポンサーも付かないので、旅費から装備費用それにガイド料等で1千万円近く掛かったそうだ。
数年かけてローン返済していたが、今も新たにローンを組んでどこかの高山を登っているのかもしれない。
 
拙者は行っていないので写真は撮っていないが、物の本による講釈を少しばかり。
1856年インドの測量局がカラコルム山系測量時にカラコルムの頭文字のKを取り1~33の仮番号をつけたが、k2だけ測量番号がそのまま山の名になってしまったとのこと。
世界第2位の高峰だが、登頂の難易度はエベレストより上と言われているそうである。
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これからも「山」を貼り付けていこうと思っています。

 Posted by at 10:40 AM


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