虎は、地球上で最も美しい捕食者(プレデター)と言われています。
最大体重は260キロ、最大体長3,1メートルとなり、犬歯は大型ネコ科動物の中で最大最長の7,6センチにもなるそうで、縄張りも150キロ四方に及ぶとのことである。
また、ネコ科動物は水を苦手とするが虎とジャガーは水を好むほどであり、草食動物が水の中に逃げても難なく捕食するとのことだ。
そんな魅力的な野生のトラは、21世紀を待たずとも地上から姿を消すと言われている動物です。
トラの親戚(?)には、スマトラトラやシベリアトラなどの数種がありますが、どの種も生息地が狭められたことや密猟などによって絶滅に瀕しています。
悲しいことですが、Zisama&Pamiなどの小者にはどうにも出来ない問題です。
ただ、トラを見に行くツアー代金には保護基金が含まれているので、トラの毛1本分でも貢献できるかなと思いました。
たかが詰まらぬ写真に少しシリアスなことを書きましたが、とにかく絶滅の瀬戸際で地上に生き残っている本当の野生のトラを見たくて、13時間の空路(飛行機)と17時間の陸路(列車)という行程を経てインドの森に行ってきました。
少し詭弁のようになりますが、サファリは運が良いか否かは十分承知の上だが、このサファリは余ツキがありませんでした。
ロッジに戻ってきて外国人を含むツアー客と話しましたが、トラが水浴びをする場面や2匹が戯れる場面に遭遇した人もいました。
更に、遭遇難易度99と言われる、この時点でこの森に君臨する雄トラ(B2と呼ばれている)に遭遇した人もいたようです。
これも、ヒンズーの神が「もう一度行け」と言っているのかもしれません。
しかし、我々はトラが獲物を喰わえた場面に遭遇したのに他人のことを羨んでばかりいるのはヒンズーの神の意志に反しますね。はい、反省します。
(余談ながら、サファリとはご存知のごとくアフリカのスワヒリ語で旅という意味ですが、インドでも使っていました)
因に、ナショナルジオグラフィック誌によると、「ベンガルタイガーの雌の成獣は1日平均5〜6キロ、年に2,100キロの肉を食べる。2頭の子連れの母親なら、1年で3,100キロの以上の肉を平らげることになる」とあった。
年間3トン以上を食べるとは、さすがライオンを凌ぐ地上最大の肉食獣である。
水を飲みに行く(ガイドの説明)雌のトラ。動物園ではない本当の野生のトラは、息をのむ様な美しさです。
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