10月 232015
最終更新日: 2020/06/01
 


ツバメは世界中に沢山の種類があり、スズメ目ツバメ科やアマツバメ目アマツバメ科などがあるそうで、 Z&Pにはよく分かりません。
日本に飛来する種類はツバメ、イワツバメ、コシアケツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメの5種だそうで、その他にアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)、ハリオアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)などがあるとのこと。
自慢ではないが、ますます分かりません!!。「分からない!」と自慢してはいけません(😇)。

ツバメは冬の間は東南アジアなどの温かい島々で過ごし、日本へは暖かくなると集団ではなく1羽ずつで海を何千キロも越えて日本に戻ってくるそうです。

通常の飛翔速度は50キロくらいだが、獲物を追う時や猛禽などの天敵に追われる時は200キロ以上で飛ぶ。
飛行に適した細長い体型と広い翼だが、足が比較的短いので歩行には不向きなため巣作りの材料調達の時以外は地面に降りず、獲物の昆虫を捕る時も飛びながら捕食し水も飛びながら飲む。
地面に降りての巣作りは、湿った泥に枯れ草を混ぜ更に自分の唾液を混ぜて作る。

古くから「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」は迷信と言われてきたが、低気圧が接近して獲物の昆虫が湿気を帯びて低く飛ぶのでツバメもそれを狙って飛行することが分かってきたそうです。
農業を営む昔の人たちの、自然への観察力に感心する次第です。
また、ツバメの鳴き声は「虫食って土食って渋〜い」と聞きなしされるそうであるが、これもまた先人のセンスを感じます。
今度しっかりと聞こうと思っています。

それと、ここ20年くらいの間にツバメは大きく減少しているそうで、その主な原因は里山が宅地化されたり農業の衰退による水田や耕作地が減少したり、加えて巣作りに適さない西洋風家屋の増加によるものとのこと。
ツバメはよく子供を育てるので昔から安産や縁結びのシンボルであったそうだが、時代の変化とはいえそのシンボルが減少していくのは寂しい限りです。

 

 

先ずは、「若きツバメ」まではいかない「幼きツバメ」。

親が餌を持って飛んできました。ヒナは最大限に口を開けてアピール。
ヒナは尾が短く燕尾はない。燕尾服を着て晩餐会に出るのは、もう少〜し先。

IMG_5096

 

 

 

 

飛翔する姿を「燕返し」で撮ってみました。低空なので、間も無く雨が降る?。

IMG_5912

 

 

 

 

IMG_5992

 

 

 

IMG_5993

 

 

 

集団で巣作りの材料調達中。

IMG_8135

 

 

 

 

IMG_4029-690x492

 

 

 

 

IMG_3674.CR2

 

 

 

そして営巣。
野鳥は一般的に、口をいっぱい開けるヒナに優先的に餌を与えるようだが、以前読んだある中学生の観察日記によればツバメは平均に与えるそうです。

IMG_2823.CR2

 

 

 

そして、春雨の中に巣立ちました。

IMG_1541

 

 

 

2羽のヒナの仕草が余りにも愛くるしいので、数枚載せてしまいました。
哺乳類は頭などをすり合わせて親愛の情を示しますが、鳥類も同じような行動をとるのは初めて見ました。
IMG_1720

 

 

 

 

IMG_1725

 

 

 

 

IMG_1736

 

 

 

 

IMG_1753

 

 

 

 

IMG_1751

 

 

 

どうやら、右方向から親が餌を持ってきたようです。

IMG_1739

 

 

 

そうなると話は別。親から餌をもらえるグッドポジション確保に、昨日の友は今日の敵どころか今までの兄弟は餌の敵とばかりに小競り合い。

IMG_1669

 

 

 

 

IMG_1668

 

 

 

これからは、親からのエサの争奪戦。兄弟(姉妹?)を乗り越えて、、、。

IMG_1782

 

 

 

 

IMG_5076

 

 

 

 

IMG_5075

 

 

 

 

IMG_5078

 

 

 

 

IMG_1693

 

 

 

 

IMG_1696

 

 

 

 

IMG_1697

 

 

 

また、親はエサを運んできました。

IMG_1627

 

 

 

 

IMG_5028

 

 

 

 

IMG_4997

 

 

 

 

IMG_1678

 

 

 

今度は、左のヒナに平等にエサをあげます。

IMG_5001

 

 

 

 

IMG_1638

 

 

 

親がエサを運んできたのは、カメラを構えている間に7回でした。

IMG_5010

 

 

 

 

IMG_1565

 

 

 

親は再度エサ取りへ。

IMG_1785

 

 

 

 

次はコシアカツバメ。

(巣を徳利の形に作るため「トックリツバメ」とも言われているそうなり)。

主に西日本に多く生息しているので、ツバメほど一般的ではなく地域性が強いので場所によっては珍鳥とのこと。
これは Z&Pの住んでいる神奈川県で撮ったもので、その意味からすると珍重に属するのか。
普通のツバメと比べると、美しさと愛らしさで勝っているそうであるが、絵が拙いので美しさが半減。

IMG_7576

 

 

 

 

IMG_7577 (1)

 

 

 

営巣風景。

この巣は徳利のようには見えないが、普通のツバメの巣と比べると下部が長いようには見える。

IMG_7455 のコピー

 

 

 

 

IMG_7445

 

 

 

 

IMG_7447

 

 

 

 

IMG_7439

 

 

 

ツバメさん、来年の春も来てください。待っています。

IMG_4877



 Posted by at 6:11 PM


  8 Responses to “ツバメ&コシアカツバメ( Z&Pの燕)”

  1.  ZISAMA&PAMIさん おはようございます!
     初めまして…

     自然世界旅紀行♪
     素晴らしいblogに出逢いました。
     野鳥さん生活感あふれる詳説 動物たち 素晴らしい世界の風景♪
     観るのが愉しみ
     また寄らせて戴きます。

     宜しくお願い致します。
     

    • 風のむろさん

      大先輩からの、過分なるお褒めの言葉に恐縮。
      Z&Pは、所謂ビックキャット(ライオン、ヒョウ、チーター)に興味がありましたが、今は体力と財力が効かなくなり必然的に猛禽を追うことになってしまいました。
      しかし、これからは大先輩に見習いナンでも撮っていこうと思っています。
      これからも宜しくお願い致します。ご訪問を感謝。

  2. zisama & pari様

    素晴らしいツバメの写真をありがとうございました。
    可愛すぎます。
    他の野鳥も可愛いですが、ツバメは巣作りから雛の巣立ちまでの過程を身近で見せてくれます。
    そして人間をあまり警戒しません。
    そんなツバメが生き生きと映し出されて感激しました。
    この写真大好きです。

    • igarashiさんコンニチハ

      ツバメは仰るとおり人間をあまり警戒しませんが、人間とツバメは昔から親しい関係にあったからかもしれませんね。
      土間のある昔の農家の家は、家の中に営巣していたそうなので、ツバメには人間を恐れない遺伝子が組み込まれているのかもしれません。
      稚拙な絵に、過分なるコメントを有難うございました。

  3. 私の家にも腰赤つばめが3年前から飛来していたので今年も来てくれましたがはねを怪我をしてかえったらしく庭に歩いていて保護しています飛べる日を楽しみにしてます

    • 横田さん こんちは

      横田さんの家に営巣しているのですか。もしそうでしたら、羨ましい限りです!。
      綺麗なツバメですから、観察するのも楽しいでしょうね。
      ただ、一般的に野鳥を保護するのは買うことと同じと解釈されて、違法扱いする市町村があるそうなのでちょっと心配ですね。
      どちらにしても、元気に飛び立ってくれることを祈念します。

  4. 我が家では昨年からとっくりの様な巣を作ってます。でも底が崩れて穴が開いてしまいました。今一生懸命にリフォーム中です。

    • りんママさんコンニチハ

      巣がトック型ですと、コシアカツバメでしょうね。
      りんママさん西日本にお住まいでしょうか、それはそれとしてご自宅にコシアカツバメが営巣するとは羨ましい限りです。
      リホームがうまくいく事を願っています。
      コメントを有難うございました。

Leave a Reply to りんママ Cancel reply