全長16センチという日本で一番小型のチドリだそうで、思わず可愛いねと(小声で)叫んでしまいます。
営巣は木の上ではなく砂地などであり、見晴らしがよいために猛禽からヘビまで多くの天敵がいる。親は天敵が来ると、擬傷(親が怪我をしたように装って敵の注意を自分に引きつける)行動をとるとのこと。
ところで大いなる余談なれど、「千鳥足」とはチドリと何の関連があるのか疑問を持ちました。
どうやら歩き方にあるようで(千鳥足なので当然ですが)、チドリは歩く時に先に出した足に次に出す足をクロスして出す。要するに極端な内股で、前から見るとXの形になるような歩き方をする。
そこで、酔ったオジサン(最近は酔った若き女性?)が歩く姿を表現した言葉だそうです。
可愛い小鳥に失礼な話だと思うので、これから酔った時はシッカリした歩き方をするように努めます!。
今回は、生まれたばかりのヒナの冒険に出会いしました。勿論、遠くから望遠で撮っています。
先ずは「千鳥足」。因に、決して酔ってはいません。
最初はまだ、卵から孵っていなかったのです。親鳥のお腹の下に卵が2つ3つ見えます。
それから2週間後、農業用ビニール(マルチ)の上を散歩。
ヒナは、どうやら3羽のようです。
翌日の早朝、朝露が光る草の近くに佇んでいた。
今は7月で日中は暑い。
日陰に避難。
少し涼しくなった頃、日陰から出て来て冒険にお出かけ?。
準備運動に、デロリアン・カーのガルウイングのように羽を広げる。ガルウイングとは「かもめの翼」という意味だが、コチドリでも立派なもの。
この子は積極性があるらしく、親から離れて単独行動を開始する模様。
慌てて躓いてしまったが、、、。
お母さんは少し心配そうです。
ヒナは意を決して、未知の世界への冒険に出発。
ところが、親のところへ戻ろうとすると目の前に巨大な障壁。
挑戦したが転倒。
2度目の挑戦にも失敗。
3度目も失敗。思わず手を貸してあげたかったが、それはゼッタイにいけないこと。
ハラハラしながら見ていたが、4度目にやっと成功。
無事にお母さんのところへ戻っていきました。
そして、お母さんの懐へ、、、。
メデタシ、メデタシ。この子は、逞しく成長すると思いました。
余談。
実は、ヒナの1羽が側溝に落ちてしまったのです。
野生の世界に人間が手を出してはいけないのですが、側溝の深さは40 cm程もあり思案の末に拾い上げました。
濡れた体を拭き親が見える場所に戻しましたが、元気に育って欲しいと思いました。