鳴き声が「月日星ホイホイホイ」と聞こえるので、三つの光るものがあり「三光鳥」となったそうである。
しかしながら、拙者どもの経験では「ツキ、ヒ、ホシ」とは聞こえず「ジジ ホイホイホイ」程度。
ただ、先人たちが人間の言葉や会話のフレーズに置き換えた、いわゆる「聞きなし」には感心と敬意を評するところです。
参考書に「サンコウチョウは平地から低い山の薄暗い林で繁殖」とある通りで、奇麗な鳥ではあるが「薄暗い」場所が多く撮るには苦労します。
特に、未熟な我々夫婦には、、、。
ところで、オスの尾羽は体長の3倍くらいの長さだそうであるが、秋にはマレー半島などへの越冬時期には尾羽は落とすとのこと。
5年ほど前から撮っているが、今まで落ちていたのを見たことがない。一体、何処に落として行くのだろうか。
別に野鳥の尾羽の収集家ではないが、羽根ペン(古い!)に使えそうなほど長く美しいと思うのである。
サンコウチョウは勿論のこと、野鳥の多くはオスの方が奇麗です。いや、野鳥でなくとも人間以外の多くの哺乳類もそうです。
何故か?。そこで、昔に読んだ本を本棚から引っ張りだして再読しましたが、学者の言われる説は次の通りです。
ちょっと長いので、興味のない方はどうぞスルーして下さい。
「動物はオスが着飾り人間はメス(女性)が着飾るが、それは一夫多妻か否かの理由による。一夫多妻性の動物のオスは、モタモタしていると他のオスにメスを取られてしまう のでメスの気を引くため。だが、人間は一夫一婦性であるため一人の男に一人の女性が付くと、それがどんな素晴らしい男であっても他の女に取られたらおしまい。従って、 着飾り多くの男の気を引き、その中から最高のオス(男)を獲得するため」
(「もっとウソを」日高敏隆・竹内久美子共著)
いや〜、改めて読むと冴えないオスの拙者を選んでくれた、吾がメス(Pami)に感謝!。余計なことでした。
巨大(?)な建築資材を運ぶオス。
オスの絵を陳列しますが、尾が長いものや短いものがあり個性なのかそれとも旅の途中で切れてしまったのか、、、。
以降は育児風景です。
哺乳動物の多くはメスだけが育児をするが、サンコウチョウはオスも育児をしますね。その意味では、拙者は野鳥の部類に入る?。
先ずは、お父さんの育児風景。
お母さんが「交代しましょう」とばかりにやって来ました。
お父さんは「まだまだ大丈夫だよ」と言って動かず、お母さんは止まるところがなくお父さんの背中に着地。
お母さんが交代して卵を温めます。
卵が孵りました。さ〜、これからが育児の本番。頻繁にエサを捕って来てヒナに与えます。
ヒナは大きくなり、親が巣に入ると「ク、苦し〜」と言った場面。
そして、ヒナたちは巣立ちしました。
また、来年の春に来て下さい。待ってます。
7月 262013
最終更新日: 2019/05/12
凄い写真を見せてもらいました。私は鳥撮影を初めて二年位経ちます。今年初めてサンコウチョウと出会いました。それも友達に指導を仰ぎながらです。(なんとか二度ほど撮影)、難しい鳥です、これから参考にさせていただきます、乱雑文、失礼しました。
石田工房さん
書き込みを感謝します。
サンコウチョウは、ちょうど今頃が営巣の時期ですね。
石田さんが傑作画像を撮られるよう祈念します。