4月 042013
最終更新日: 2019/05/07
獲物は可成りの大物です。
オオタカよりも小型で、カラスと同じくらいの大きさ。
春に越冬地の東南アジアから飛来し、日本で繁殖してから秋にまた南へ戻っていく。
飛来する春は群を作らず、秋の渡りの時は群れになり(いわゆる鷹柱)南に行くほど数を増していくそうです。
水田や湿地に隣接する林で繁殖し、ヘビやカエルなどの爬虫類や両生類を獲物とする(日本の野鳥・学習研究社)。
Z&Pの観察の限りでは、獲物はヘビが多かったように思います。
サシバという名の由来は、牙を歯の治療に使った訳ではなく弓矢の矢羽に使ったことからだそうす。従って、漢字でも「差し歯」ではなく「差羽」です(笑)。
撮影は6月初旬から7月後半までの約2ヶ月近く、酷暑ともいえる猛烈な暑さの連日でした。辛抱の結果でしたが、その意味ではサシバの生態を少しでも観察出来たかなと思っています。
親は狩りにお出かけ。
雄雌ほぼ同色で、白い眉斑は雌では多く見られるが雄では不明瞭な個体が多いとのことで、よく分からないが雄かもしれません。
見事なアオダイショウを捕ってきました。
「お立ち台」に着地(着木?)し・・・。
そして、少しばかり得意げです。
ヒナに与えるため獲物を解体。
巣は「お立ち台」の奥にあり、見えないがヒナの鳴き声が聞こえていた。
ヒナの食欲が盛んな時であり、親は頻繁に狩りにお出かけ。
今度は左の止まり木に着地。獲物は、またもヘビです。
獲物は可成りの大物です。
そして、撮影を始めて約1ヶ月半、巣の方向から初めて幼鳥が飛んできた。
親もヒナに餌を与えた後にこうして飛んでくるが、成鳥の腹の斑は横紋であるのにこれは縦斑であり明らかに幼鳥です。
そこへカラスが接近。ヒナはキャ〜!(?)と叫ぶ。
しかし、通過しただけでした。
そこへ、カラスに追われた2羽目が戻ってきた。
2羽は戯れる。
やはり居心地は悪い。
3羽のヒナが勢ぞろいしました。
ところで、哺乳動物は人間のように個々に性格が違うそうだが、野鳥の世界も個性があるのだろうか。
例えば、積極的なヒナ、慎重な性格のヒナなど。
例えば、積極的なヒナ、慎重な性格のヒナなど。
どうやら左方向から、獲物を持った親がやってくる様子。
この子は積極的(?)らしく、親を待ちきれずに飛び出した。
慌てて1羽のヒナが戻ってきました。
次のヒナもやってきました。
止まる場所がなく通過。やはり、積極的ではないと、、、。
夏になったら、また「豊かな国日本」へ来て下さい。