ヤマセミとカワセミは同じ「プッポウソウ目カワセミ科」であり、名称も忍者同士の合い言葉のように「山」と「川」の違いだけ。
更に、狙う獲物もカワセミと同じに多くは小魚で、時には空中でホバリングをして獲物を見定める生態も同じ。
ただ、ヤマセミの色は白と黒であり、派手とも言えるカワセミに比べると地味な色である。
しかし、カワセミは都会の川や池に現れる様になったが、ヤマセミは依然として山地の渓流や湖沼に生息し都会には現れない。
ヤマセミとの出会いのチャンスが少ないという意味でも、野鳥フアンには根強い人気がある。
因に、漢字では「山翡翠」と書くが「山魚狗」とも書くとのこと。狗はイヌの意味であり、魚を捕る山犬という意味か?。
余談ながら、この地域一帯には7年ほど前から行っていますが、河川の工事やキャンプ場などの新設により彼等の住処は上流へ上流へと追いつめられています。
ヤマセミはペアか1羽で縄張りを作り、決まった餌場を持ち決まった枝や岩を止まり場にする(日本の野鳥・学習研究社)。
ということで、止まり場所を承知の上で行くのですが、河原はキャンプ場新設の工事中などがありました。
必要な河川工事は仕方ないとしても、月並みな言葉なれど自然を大事にしたいものです。
以前にも書きましたが、ある動物学者の言った言葉「自然は親から譲り受けた物ではなく、子供たちへの預かり物」。
全長はカワセミよりも大きい38センチ程で、牡はのどの下に薄い茶褐色の部分があり牝は翼の下に茶褐色の部分がある。
水面を飛翔して沢に飛び込みました。そっと近づき、羽繕いをしてる様子を撮りました。
先ずは獲物を探す。
そして、獲物に的を絞って急降下
テリトリー確保のため、侵入するものには攻撃。
しかし、それはガラスに映った自分の姿でした。


それはそれとして、、、。
白と黒だけのシンプルな色合いは、飛翔する姿を一層引き立てます。







時には川鵜と一緒に。

川鵜と遊んではいられない。真面目にハンティング。








どうやら失敗でした。

次の狩り






少し遠くで、またもや狩り。


獲物はザリガニでした。

初夏になり、ヒナたちが巣立ち。
大いなる詭弁なれど、被写体は遠く400mmではこの程度になってしまいました。
夜ごとのビフテキをメザシに変えて、800mmを買うか思考中。
ドアップではなく、遠景もいいものですよ。ハイ、究極の詭弁!。




子供は餌を持つ親のところへ行ったのだが、眼下に小魚を見つけたのか自分が餌採りにジャンピング。
だが失敗して親元に戻ったのだが、この子は大丈夫と思ったのか親は獲物を飲み込んでしまった。
「後の祭り」とも言えるが、ハンティングの意欲はリッパ!。











給餌。枯葉で遊んでいるところへ、親が餌を持ってきました。
これも詭弁なれど、強烈な朝日でハレーションが起きてしまいました。撮影の仕方を勉強します。












そして、秋。



そして、冬。


黒白の風景の中の黒白の鳥。少し分かりづらいかもしれませんが、右上の枝に止まっています。

ヤマセミ君!、生息範囲が少なくなった今だが、子孫を残して我々夫婦に優雅な姿をいつまでも見せてください。


最後は、夢の中へ、、、。


初めまして、鳥撮りを始めましてまだ1年ちょっとです
こんなにも綺麗にヤマセミを撮影されるとは、驚きました!
ところで、私は近畿地方に住まいしてます 奈良、榛原の方にヤマセミを
7月末位に撮影しに行こうと予定してますがこの時期でもヤマセミは
観察することができますか?出合いしやすいですか?
ずうずしい質問でですが宜しくお願い致します
fk8739 さん、今日は。
拙いヤマセミの絵に、過分なるお褒めの言葉をいただき恐縮です。
ヤマセミは、ご承知の如く「渡り」をしない留鳥ですから、四季を通じて観察する事ができます。
我々Z&Pは横浜在住であり、神奈川県が奈良の気候と大きく変わらなければ6月下旬から7月初旬がお薦め。
と申すのは、この頃はヒナが巣から出て飛び回り、親は獲物を頻繁に捕る活動時期だからです。
大いなる余談ですが、この活動時期の絵は「ヤマセミの若たち」と題して別に載せました。
(ご覧ください、という意味ではありません(笑))
fk8739 さんが、傑作を撮られますよう記念します。
訪問いただきありがとうございました。
早速のご返答ありがとうございます
何とか、その時期に行きます。
素敵な写真の数々に感動しました。実際にみれたとしてもちっちゃくて歯痒いだろうと思われるので、写真で見られるのは有り難いです。会ってみたい憧れの野鳥のひとつですが生息地が狭まっているように伺いました。どうか無事繁殖してほしいです。
匿名さんコンニチハ
実は、昨日いつもの場所へ行ってきました。
10数名の Cマンが居ましたが、その中に顔見知りの人がいたので様子を聞いたところ、最近のヤマセミさんはお見えになる回数が大幅に減ったそうです。
それでも4時間ほど待ちましたが、遥か彼方の水面を横切っただけでした。
ま、きれいな渓流の空気を吸ったと思って諦めました。
紅葉の中の姿を狙って、数日中に再度の挑戦を考えています。
ご笑覧頂いたことと、コメントに感謝します。
素晴らしいカワセミの移動速度についていく動体視力も凄い貴方カワセミの上を行く人間のカワセミです
青年のヤマセミさんコンニチハ
野鳥を狙っていると、自然と動くものに目が行ってしまいますね。
例えば蝶が飛んでも、落ち葉が舞ってもサッと見てしまいます。
動体視力の向上が、何か日常生活に良いことがあればいいのですが(笑)。
コメントを有難うございました。