東アフリカ(ケニア、タンザニア、ボツワナ)で撮ったものです。
アフリカゾウは、体重6トンにもなる陸上最大の動物。
サバンナには動物園のように建造物がないのでひときわ大きく見え、その姿は動く小山といった感じの巨大さで圧倒されます。
ゾウの雄は13〜4歳くらいになると群れから追い出されるか自らが群れを離れるので、群は親子と姉妹で形成される母系家族となり互いに強い絆で結ばれています
リーダーである雌ゾウは深い知識と経験で、どこに美味しい草があるか乾期ではどこに水場があるかを探し当てる能力を持ち、極端に言えば群れの生死を左右するほどの存在。
余談ですが、最近のアフリカゾウの牙は短くなっているとのこと。それは、牙が長いと密猟の対象となるため人為選択ではないかという説。
要するに、牙が短いゾウは密猟されないので生存率が高くなり、その子孫は必然的に牙が短くなるということです。
この人為選択説は、天文学者のカール・セーガンが平家蟹について何かの本に書いていました。
甲羅の模様が平家の落人の顔に似た蟹は捕っても逃がされるので、同じ様な甲羅の模様をした蟹だけが生き残り増えていったという説です。
ゾウの写真に蟹のことを書いてしまいましたが、蟹の写真はありません(笑)。因みに、キバの無い象はマクナと言われるそうです。
これは、珍しい白いアフリカゾウ。広大なサバンナにハリボテか?。(バッファロースプリングス・ケニア北部)
川を渡る。この川(エワソ・ンジイロ川)には獰猛なナイルワニがいるが、襲われないことを承知なので意に介さない。
(サンブル・北部ケニア)
子ゾウが急な登りに躊躇して立ち止まりましたが、母ゾウは優しく見守ります。
オッパイ。(バッファロースプリングス・北部ケニア)
オッパイを飲み終わった可愛い子ゾウが、興味深げにこちらに歩いて来た。
ところが突然、母ゾウが突進してきた!。子ゾウ守る行動だが、赤土を浴びた真っ赤な体は怒り心頭といった感じである。
サファリカーは急発進。正にスワヒリ語の「ハタリ(危険)」の一瞬でした。ドライバーは我々とゾウの親子に平謝り。
こちらは群から追い出されたか、一匹のオスがエワソンニイロ川の中に佇んでいた。
水を飲み終えたのか、それとも何かを決意したのか、我々を無視してサバンナに向かって歩いていった。
雌のリーダーを先頭にして、サバンナを行く群。(マサイマラ・ケニア)
長い牙のゾウが1頭いますが、牙は1本のようなので何かトラブルがあったのかもしれません。
サファリカーから。
若い雄ゾウが、我々のサファリカーに向かって真っすぐに進んできた。サファリカーは彼に道を譲って移動。
こちらの雄ゾウは少しお年寄。
アフリカゾウの寿命は60〜80歳と言われているので、60歳前後かもしれません。多くの子孫を残したことだと思います。
まだ明けやらぬ早朝、喉を潤してから朝食にお出かけ。後方のケニア山に陽が登ってきました。
(アバーディア・ケニア)
ボートサファリ風景。ボートの近くを行く群。(チョベ・ボツワナ)
最後に、冒頭の白ゾウです。(バッファロースプリングス・北部ケニア)
ハリボテではなく立派な本物!。この地域は白砂漠的な土質で、それを体に振りかけているため白くなっている。
最初に観た時は、少しばかり驚きました。