サンコウチョウの絵は、以前にも「サンコウチョウの子育て」と題して載せましたが、今回は巣作り真っ最中の絵です。
抱卵ではなく巣作りなのでこの時期(6/17)にしては少し遅いように思いましたが、この付近に2箇所ほどあった営巣は豪雨や他の動物(台湾リスやカラス)によって失敗した模様で、新たに巣作りを始めた様です。
巣の材料は、杉の木の皮などをクモの糸で絡めて作ります。
野鳥の種種によってはオスが巣を作って「立派な家を造ったから嫁に来てくれ」とメスを迎える種もありますが、サンコウチョウは夫婦で作ります。
一般的に抱卵中は余り動きがありませんが、巣作り中はオスとメスが活発に飛び回ります。
先ずは、巣材を物色中。
手頃な杉の木の皮を運ぶ。
クモの糸で皮を貼付け。
具合はどうか、、、。
更に、座った具合はどうか、、、。
まだまだ未完成。巣材調達に向かう。
何度も何度も、、、。
そして貼付け。
まだまだ巣材を運びます。
「フ〜、疲れた」ちょっと一休み。
余りの疲れに尾羽も垂れてしまいました。
そこへ、嫁さん(左下)がやってきました。
嫁さん「サボっていてはダメでしょ!」。
亭 主「ハイ!」。
嫁さんは出来具合を調べる。「マ〜マ〜かしらね」
亭主が巣材を持ってきた。
それも、何度も何度も、、。
亭主がヤル気になったのを確認してから、嫁さんも巣作りに協力。
「お前も巣材を集めろよ」と亭主に言われ、嫁さんは「ハイハイ」と言って飛び出し。
嫁の居ぬ間に、もう少し休もうか、、、。
嫁さんは持ち帰った巣材で作業中。今度は亭主が見ています。
夫婦仲良く巣作りを始めました。
この素晴らしい新居で、可愛いヒナが生まれることでしょう。
これは、別のカップルの営巣風景。
こちらは抱卵中で、近日中にヒナが誕生すると思います。